心臓と皮膚が離れすぎているからいけないのだ。覇気のない店員の挨拶に見送られてコンビニを出た。途端に熱帯夜特有の湿度がまとわりついて、すぐ額に汗が滲んだ気がする。ビニール袋からアイスを取り出す彼女を眺める。ひとつを半分に割るタイプのアイスの…
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